HA-100という古いヘッドホンアンプを手に入れました。
気になっていた理由はSE-700用に作られたとのことだからです。
SE-700は能率が悪すぎてアンプがないと音量が取れないんですよね。
せっかくなので一緒に並べて写真撮ってみました。
長期保管品なので心配でしたが無事電源が入り音もでました。
ボリュームとスイッチは一体になっています。
ボリュームはにガリがあるので整備するため分解します。
続いて中身です。
左右のネジ2つと足に付いてるネジ4つを外せば簡単に分解できます。
案の定、埃が結構はいっていたので掃除しました。
トランスの上に通気口があるのでそこに埃がつもりやすいです。
ボリュームは接点復活剤を吹いた後、しばらくグリグリ動かしたら治りました。
ボリュームの回し始めは少しギャングエラーがあります。
コードは白いので経年で黄色く変色しています。
どんなエキスが染み込んでるかわからないので念入りに掃除します。
コンデンサは膨らんでないので一安心です。
おそらく容量などは劣化してるので交換したほうがいいでしょう。
部品点数は少なくシンプルです。
電源プラグにもちゃんとメーカーロゴが入っています。
プラグの強度はそんなに高くないのでねじ込み式のタップは避けたほうが良いです。
◆音質
年代物ですが想像以上に音の分離は良いです。
良い意味で期待を裏切られました。
SE-700を鳴らすためだけあってパワーはあります。
艶はほとんどなく乾いた音です。
ライブ音源など楽しく聴けそうです。
低域と高域もちゃんと出ていますが必要最低限な感じです。
コンデンサを交換して整備すればより広い低域や高域も出るのかもしれません。
ほんの僅かにハム音とホワイトノイズがあります。
感度の高いヘッドホンだと気になるかもしれません。
音声入力のコードがトランスに近いのでそこからノイズを拾ってそうです。
シールドしたらマシになるかも。