アダプト―ルの標準ズームに位置するレンズです。
38-100mmと同じように前玉が大きい。フィルターは62mm、絞り羽は6枚。ズームは回転ではなく直進式。最大でハーフマクロの性能があります。
マクロモードがついておりハーフマクロのスペックです。切り替えはズームを35mmの位置まで縮めて黄色の矢印をすべて合わせたうえで、更にズームリングと絞りリングの間にある切り替えリングの銀色のプッシュスイッチを押しながら回して白い△を合わせます。
切り替えの構造がかなり複雑で切り替えリングもうまく回らないことがあります。作法が多く通常レンズかマクロレンズで使うかのどちらかになります。流石にこの付近の年代だとグリス切れが目立ちます。またところどころが錆びかけています。当時だともっと切り替えはスムーズだったんでしょうか…。マクロモードではズームリングもピント調整機能になります。手前ピントリングも調整機能としては生きています。
■写り
38-100mmと同じく色乗りが悪くカラーバランスが青に寄っている。逆光に弱くハロが出やすい。
■マクロモード
接写は開放だと滲みが多めだがピント位置はちゃんとしている。F5.6ぐらいまで絞り込むと十分シャープになる。ボケもうるさくありません。どうやら風景よりは近距離~マクロ領域が得意なようです。コントラストはいじっていません。室内だと青みもあまり気になりません。
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