アダプトマチックはタムロンがTマウントの次に考案した自動絞り対応の交換式マウントです。Tマウントと互換性はありません。マウント部分と、絞り値伝達用のカップラー、固定用のねじ込み式リングの3つで構成されていました。ねじ込み式リングは必ずしも分離するわけではなくSRマウントなどはマウント部分と一体化しています。
取り付け方法
②リングのネジを締めて固定する↓
↓説明書
アダプトマチックのバージョン
アダプトマチックは製造期間が短いながら何度か改良が加えられていました。
アダプトマチックは製造期間が短いながら何度か改良が加えられていました。
大きく分けて3回の仕様変更があったようです。
・初期型↓:金属製のフォーカスリング、絞り環は光沢処理されている
・中期型↓:絞り環の大型化と表面処理を梨地に変更、カップラー位置合わせ用の穴を追加(赤丸)。初期型に中期型以降のカップラーを取り付けるにはカップラー側の加工が必要です。
M42マウントアダプターはカップラーを使わないのですべてのレンズに取り付けることが可能です。
まとめ
アダプトマチックはバージョン違いがありアダプターに組み合わせが発生しています。アダプトールと比べて部品点数が多くマウントの交換に時間がかかります。アダプター部の伝達機構がむき出しになっているため、取り扱いに注意が必要です。
現存数が少ないためマウントを収集するのが大変だと思われます。
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