Sunday, December 11, 2016

KENKO Pz-AF 1.5x TELEPLUS SHQ



古いAF用のテレコンですが、
こいつはDA★などのレンズ側のモータも駆動できるのでペンタックス用は人気があります。
元々パワーズーム駆動に用意されていた端子がSDMモータの電源接点に流用されているからです。
DAのテレコンはフルサイズ非対応なのでフィルムやフルサイズで使用するとケラれてしまいます…。
レンズも全然出ないしテレコンはリニューアルどころか出ない可能性もあるのでは…

ここから下では2つのレンズに装着してK-1で試しています。
撮ってみた感じではやはりマスターレンズの性能に頼るところが大きく思います。

■Tokina AT-X 400mm F5.6
このレンズのテレコンなしはこっちを参照して下さい
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元々のレンズが古いので、小鳥なんかは結構厳しくなっています。
等倍で見るとやばいです。
上の4枚はテレコンを使った上で、更にクロップを行っています。
なので35mm焦点距離で918mm相当です。
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川辺の鳥なら結構良い感じに写せます。
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テレコンを装着すると、四隅に光量落ちが見られます。
ホシハジロは目が赤くて少し怖いですね。

■SIGMA APO 70-300mm F4-F5.6

シグマの写りはやっぱり寒色系ですね。
元々ズームの割にシャープなレンズなのでテレコンを付けてもシャープさは残ってます。

古いテレコンなので反射などでフレアや白飛びが出てしまいます。
夜なんかはこんな感じでひどい状態です。
逆光や反射抜きで考えれば思ったよりちゃんと写ってますね。普通に使えます。
ただテレ端でF5.6の暗いレンズなのでISOを上げないとブレてしまうため、高感度気味でノイズが気になってきます。

■SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4
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中距離はきれいに写っています。やっぱりマスターレンズの性能によるみたいですね。
飛行機とか遠距離のものを撮ると多分大きく画質が劣化すると思われます。

やっぱりテレコンは明るいレンズにつけてなんぼですね。

Saturday, December 10, 2016

SIGMA APO 170-500mm F5-6.3 ASPHERICAL RF

シグマの昔の超望遠ズームです。
現在の50-500mmのご先祖様的なレンズです。この後150-500mmが発売されました。
このレンズはでかい上に、写りがイマイチだったのでほとんど使用しないまま手放しました。
レンズ本体を撮った写真は残っていません。

このレンズはフィルム時代から有るレンズです。
当時はデジタルの移行期でコーティングに起因するデジイチと相性が各社問題になりました。
そのためマイナーチェンジでデジタル対策版が発売されています。
違いはコーティングとグリップの形状で、自分が持っていたのはデジタル対応前のものです。
対策版では少し写りは改善されてるかもしれません。

三脚座の手前にピントリングがありますが、回転角が狭く変な感触なのでMFは不向きです。
あと、この時代のシグマのレンズは鏡胴にラバー塗装されているので経年劣化でベトベトしてきます。
私はラバーコーティングが大嫌いです。耐久性が悪いし、触り心地もいまいちだからです。
三脚座は取り外せるので三脚座を紛失してしまっている中古品をよく見かけます。
三脚座はTS-21という型番で売っているので新品で買えます。

■写り
K-3とK-1で撮影した写真を幾つか記録として記載します。


それぞれ写真の焦点距離と絞りは下の順です。
[170mm   F8][330mm  F8]
[200mm F11][500mm F11]
APOと名の付いている通り、あまりフリンジはないような気がします。
線が太い写りです。


同じく
[170mm F11][500mm F11]
[170mm F11][170mm F11]
流石に古いズームレンズなので少々古さを感じさせます。
大気の状態を拾っているのか、遠景では少しもやがかかったような、ピントが合っていないような写真が撮れたりします。

ここまではすべて手放す前にK-1で撮影したものです。
次はK-3で月を撮影したものです。
Full moon 2015/09/27
APS-Cで500mmを使っても大きさはこんなもんです。
フルサイズで撮ったらもっと小さく写るんでしょうね…。

Monday, November 28, 2016

LOREO LENS IN A CAP

LOREOの少し変わったトイレンズです。
レンズから外装まで全部プラスチック製です。
名前の通り薄いのでボディキャップの代わりに使えます。


 古い製品ですがまだここで買えます。

この製品どこが変わっているかというと、実はシフト機能がついているんです。

焦点距離は35mmで絞りもついています。F11とF22に切り替えができます。
廉価版の方はシフトできない代わりにF値が小さく絞りをもう少し細かく変えられるみたいです。


シフトは縦軸横軸別々に動くので自由度は高いです。
ヘリコイドグリスが入ってるようで動きも滑らかです。
可動範囲自体は広くはありませんが…。

HOLGAのトイレンズと比べて値段の割に機能が多いです。

つぎに肝心な写りを試してみます。

■写り

左が開放のF11、右がF22まで絞ったもの。周辺部に変化があります。
このレンズ、中央部に強烈なフレアがでまくります。
F22にすると中央部のフレアも幾分ましになります。

フレアを活かした写真が撮れれば楽しいかもしれません。 実際のF値はホルガの60mmより随分明るい気がします。


順光なら使えなくもないかなって言う感じです。
シフト機能はあまり使ってませんが、ぼかせないのでミニチュア風に撮るのはたぶん無理です。
若干の構図調整に使える程度ってな感じです。

Sunday, November 20, 2016

Tokina AT-X AF 400mm F5.6 SD

カメラをやってると欲しくなる望遠単です。



300mmのレンズ並にコンパクトなのが特徴です。
フードも内蔵式です。インナーフォーカスなので全長も伸びません。
ほら、こんなにコンパクトです。

ピントリングはスカスカなのでMFでピントを追い込むのには向いてません。
ピントが合わないところでAFを動かすと無限~最短でカチンカチンと勢いの良い音がします。

ジャンクでよくある症状としてはインナーフォーカスで動く中玉のクモリです。
クモリ原因はカビや貼り合わせレンズの劣化のようです。

■写り
K-1に装着して撮影しました。
超望遠での撮影ならマイクロフォーサーズやAPS-Cのほうが本来は有利だし、小さいシステムにできるんでしょうけどとりあえず…
ということで。
テレコンを使用した際の写真はこちらを参照下さい。
_IMG2665_IMG2652
_IMG2651_IMG2661 400mm級になるとやはり収差がかなりでます。
収差を取るために特殊レンズ(SDレンズ)を使ってるようですが全然取り切れていません。
ピント面もぼやっとしていてあんまりシャープには感じません。
水辺や鳥の羽根など反射が多い撮影では特にパープルフリンジが目立ってきます。
ココぞというときにはF8~F11ぐらいまでは絞りたいです。
とはいっても殆どはリサイズするのでそれを踏まえれば悪くない画質だと思います。
そしてこの手持ちできるコンパクトさは魅力的です。
望遠レンズは400mm級から収差性能がガクッと落ちてるような気がします。
設計が難しいんでしょうかね。
_IMG2658_IMG2429 DA★300が欲しくなります。10万…。
テレコンはKenkoのPZ-AF 1.5xを持っているので450mmにできます。
古いテレコンですがそれを足してもこのレンズよりいい描写になると思います。
TokinaはAT-X 100-300mm F4もいいレンズでしたが手放してしまいました。
今思えば手放さずにメンテナンスすればよかった思います。

【2016/12/11】追記
_IMG2840_IMG2843
野鳥を撮影してみました。やっぱりクロップしないと400mmでも全然距離が足りません。
シャッタースピードを維持するために、露出補正をマイナスにかけています。
現像する時に増感するのでノイズが目立ってしまいます…。
_IMG2837_IMG2836
ススキは良い感じに撮れました。開放だと古さを感じます。
同年代に出ていたレンズではシグマ 400mm APO TELE MACROがあります。
シグマに比べると色はよく出ます。
逆にシグマはでかいですがかなり寄れますし解像感もすごいです。
このレンズは少し前に手放しています。
今はサンヨンにテレコンを付けて使ってます。