等倍撮影ができるマクロタクマーです。
星型絞りも特徴です。
このレンズは青系のモノコートです。
ハーフマクロのものも併売されていて、そちらも同一光学系で自動絞り対応&マルチコートになっています。
K50/4マクロも以前持っていましたがタクマーから光学系は変わってないと思います。
Mシリーズでも基本は同じだと思います。
Aシリーズで50マクロF2.8が出てきてやっと世代交代されたロングセラーな光学系です。
基本性能も高く、開放からよく写ります。
A50マクロも持っていますが僕はこちらの写りの方が好きです。
DFA50マクロもカリカリに写りすぎてやはりマクロタクマーのほうが好きです。
弱点があるとすると、テッサー型の例に漏れず、逆光に弱いってことでしょうか?
フレア気味になってコントラストが大きく低下してしまいます。
絞りですがF5.6~F8の間で形状が★型になります。
星型絞りでは他には有名なINDUSTAR-61がありますね。
INDUSTARも日本では人気があって値段もそこそこしますね。
昔のロシア製なので組み付け精度や作りの良さとかには疑問がありますが…。
等倍を実現するためにヘリコイドが二重構造になっていて想像以上に長く伸びます。
レンズ自体は単純な全郡繰り出しなので最大まで伸ばすとマウント側に広い空洞が出来上がります。
このレンズは使い込まれたのか塗装が禿まくってしまっています。
■写り
K-1で撮影しています。
元々変形テッサー型で枚数が少ないシンプルなレンズなのでヌケが良く、モノコートでもよく写ります。
ただ上の写真ではちょっと色が被ってるような気がします…。
マルチコートの50マクロF4と比べると色がスッキリしていて透明感があります。コレがヌケの良さを感じる要因でしょうか?
既にKマウント版は持っていないので比較はできませんが…。
(写真が残ってませんでした…)
次に星型絞りを試してみます。
点光源をぼかすとこのように星型のボケを作り出すことができます。
絞りのアールがINDUSTARより弱いので、星型も少しなだらかな形になってます。
あと後ろに点光源を入れつつ、手前の被写体にピントを合わすとなるとなかなか構図が難しいです。
他の人の作例だとフィギュアを手前に置いてたりしますね。
僕はフィギュアを公共の場に持ち出す勇気がないのでちょっと無理そうです…。
意外と使いこなすには苦労します。
慣れればもっと効果的に使えるはず…。
おまけ。
えっちなフィギュアを撮ってもそこそこ柔らかく写せます↓
■SMC PENTAX 50mm F4
<2017/06/01>
以前所有していた時に撮った写真が出てきたので記載します。
中玉にほんの少しクモリがありましたが、写りは健在でした。
穹のフィギュアですね。
現代のレンズ程キレキレではありません。
程よい柔らかさと立体感が共にあります。
次は長谷寺の和み地蔵です。見てるとすごく優しい気持ちになります。
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