Wednesday, August 3, 2016
Auto Tamron 21mm F4.5 Adaptamatic(PFJ-45Au)
■入手経緯
例によって中古から手に入れました。
Pentax Forumsで評判がよく、気になっていたレンズです。
開放値のわりにでかい出目金レンズが目を引きます。
やる気のなさそうなコーティングは黄色です。
アダプトール世代になるとこのコーティングはマルチコーティングの紫色になります。
MCの紫色コーティングは厄介で、Tamron SP 17mm(151B)では紫のゴーストが盛大に出ます。
前玉に若干コーティングの痛みが見られます。
半世紀近く前のかなり古いレンズなので仕方がありません。
■フィルター
気づきにくいですが、後玉のここを回すとフィルター?が取れます。
替えのフィルターは付属してなかったのですが別にフィルターが存在していたんでしょうかね。
まっ平らな素通しガラスなのであってもなくてもピント等に影響はなさそうですが…
■アダプトマチックの取り外し方
調べても意外と出てこないのがアダプトマチックの着脱方法です。
多くはSRマウントが装着されています。
ペンタックスで使うにはスクリュー用のアダプトマチックをつけなければいけません。
銀のギザギザがマウント部留め具になっていてここを回すとマウント基部が外れます。
SR用アダプトマチックは留め具の上部”SRT・TO”にさらにリングがついていますが、こちらもねじを外すと簡単に外せます。
■写り
コーティングが古いのか、日差しが強いところで青かぶりしがちです。
色も出方も渋いです。こればっかりはモノクロ時代のレンズなので仕方がないです。
現像時にコントラストと彩度を補正してあげるのが良いかと…手間がかかります。
APS-Cで絞っても周囲は流れますね。
遠景は苦手のようであまり立体感は感じられません。CGみたいです。
25mmまで寄れるのでパースを効かせると面白そうです。
逆光時に薄い黄色(コーティング色)のゴーストが出ますがあまり気になりません。
Tamron SP 17mm(151B)では紫のゴーストが盛大に出て補正しにくいのでこちらの方が優秀です。
フルサイズだと周辺にかけて大きな糸巻き状の歪曲がみられます。中央部の解像は悪くないです。
タムロンは広角の設計が苦手だったのでしょうか?時代を考えると頑張っていると思います。
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